私たちが暮らす魚沼・妻有地域は、時として厳しくもある豊かな自然を有しています。
山々には多くの野生生物が住まう広葉樹林と先人が苦労して植え育ててきたスギ人工林が広がっていますが、過疎化や木材価格の低迷等により、残念ながら森林や木材に関する人々の関心は高くはない現状にあります。
一方で、地域の森林を生かそう、木の温もりを伝えていこうという取り組みは既に始められています。私たち有志は、「木育」をキーワードに地域の人々から森林や木に親しんでいただくために、平成29年度から小さな活動を始めました。その中で私たちの活動に理解を示してくださる賛同者は少しずつ増え、これまで個々に行われていた取り組みが結びつきを強めています。
この動きを確かなものとするため、私たちは2020年2月28日、組織を立ち上げ、「木育」を十日町の地から発信していくこととしました。思いを同じくする人たちの力を集め、子供をはじめとする人々に豊かな体験を提供し、人づくりに取り組んでいくために、以下の活動を実践しています。
一、自然への入り口として、手入れされた里山を提供します。
一、木の温もりを感じられる建物や玩具を身近なものにしていきます。
一、地域の森林の恵みを、地域で生かすことのできる未来を創造します。
一、私たちの地域に多くの人々が訪れ、森林や木材に親しんでくれるよう、情報の発信と、交流の機会を創出します。